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太宰と尾崎
華葉さんの少し前のエントリ内に、太宰治について触れられており一気に思い出しました。
小学生の時の担任の言葉です。
「太宰作品でおすすめって何ですか」
って聞いたんです。
すると
「おまえは10代で太宰を読んじゃいかん。影響されやすそうだから大人になってから読め。」
と予想外の答えが返ってきました。
それで、なんとなく拍子抜けしてしまいまして、とっくに大人になったにも関わらず読まないで現在に至ります。
私が読んだことのある太宰作品は教科書に載っていた「走れメロス」だけ。
いまこんなにもブームになっている太宰を読んでいないのか?!
と自分でびっくりです。
そして、この間師匠の元で話していた時に尾崎豊の命盤をみました。
あれまー・・・太宰と主星の位置と配置が同じ。十干は違うけど。
窓ガラスを割ったり、盗んだバイクで走り出したいとはツユほども思っていなかったので
当初あまり曲を聴いたことがありませんでした。
けれども、LOVE WAYという歌を友人が歌ったときに、その歌の格好良さに痺れた。
遅い、遅いですねぇ。
二人ともなんだかんだ生き急いで、自分自身をもてあますような生き様をリンクさせている人がいるかなと検索してみましたら
やっぱり似てるという指摘がちょこちょこでていました。
尾崎側からの太宰を引き合いに出した中央公論での尾崎氏の特集
ここに以下のような文面がありました。抜粋します。
「精神病理の専門家である医学博士・磯辺潮氏は、尾崎豊に太宰治や三島由紀夫と同じ資質があると前置きして」 (『人格障害かもしれない~どうして普通にできないんだろう』光文社新書、03年)
そして、私自身が未読ですが太宰の評論で尾崎を引き合いにだしている箇所がある本がでていました。
太宰治というフィクション―さまよえる「非在」 (単行本)
吉田 和明 (著)
二人を並べて太宰を評論している箇所があるそうです。
こうしてみると、命盤が似ているという事実に、ちょっとビックリしませんか?
二人とも作家と歌手ではありますが、それぞれ言葉の使い手であり、カリスマ。
でも仕事や私生活では紆余曲折ある人々。
女性にモテ、実は確固たる自分がない傾向にある根っからの芸術家、アーティスト気質。
命盤を二人の年表に符合させながら読んでみたんですが
尾崎氏は、大限も非常に弱い時期に亡くなっており、対外的につらいこと連続、前年にも心理的なダメージをずいぶん被ったのかなあ・・・もう満身創痍だったんだろうかという感じ。
太宰氏は、自殺未遂を繰り返していた20代の方が死にたかったんじゃなかろうか。
いろいろなところで言われているようですが、本当に亡くなってしまった時は狂言自殺的なものだったのかも?と思わせるくらい大限も大歳も結構良さ気なのが印象的。亡くなった日でみるとまた違うかもしれません。
紫微斗数は日ごと、時間ごとでも吉凶がでるんです。
とここで、ぶっちゃけますと
私自身太宰と命盤が似ています。
当然、尾崎さんとも似ています。
が、ワタクシは、歌手でも作家でもカリスマでもなく。
モテてもおりません(笑)
しかーし、担任の先生の言葉がオーバーラップしてぞっとしましたw
まあ似ているだけで、まったく同じではありませんし
たとえ同じだったとしてもですね
人生というのは自分の意志でいかようにもなりうるものなんですよね、やっぱり。
そして、太宰さんも尾崎さんも「化忌」という紫微斗数最大の凶星が仕事をみる官禄宮にいるんですけれども
お二人とも、死後にも影響力が残るほどの作品を残し
また生きているときからその仕事で評価されてきた人達です。
ちなみに尾崎さんは命宮からも官禄宮に化忌を飛ばしてました。
だから「仕事」として彼らが作品を生み出すのは辛いもので嫌だったのかもしれない。
もっと評価されるはずだと辛酸を舐め、悩む時期があったはず。
そして、しんどいときに何かに逃げたり、何かの力を借りて精神を保っても
結局自分自身の力で乗り越えないと、すがったものに呑まれてしまうものなのかなと二人の人生をみて思った次第です。
というわけで、私も(とっくに)大人になったことですし太宰をきちんと読んでみようかと思います(笑)
☆メール鑑定進捗報告☆
ようやっと、振り込み日が2月5日(ご自身が振り込まれたのは4日になると思います)の方まで鑑定結果をお送りしました。
現在2/5~8日に振り込みましたとおっしゃっている方の鑑定中です。
お待たせしている状態が続いております。
いまかいまかと待ってらっしゃる方々には大変心苦しいのですが
2月に申し込みをされた方には3月中になんとか返したいと奮闘中です。
結果的に振り込みから一ヶ月以上お待たせする形が続いておりますがご了承ください。
☆対面鑑定について☆
おかげさまでリピーターの方がちょろちょろ、ご紹介もずいぶんといただき有り難い限りです☆
現在ですと4月中旬以降はだいぶ予約に余裕がございます。
限られた鑑定時間ではありますが、ご縁のあった方、ある方すべてに感謝いたします。
どんな人とお会いできるかなと私自身楽しみにさせていただいております。
(坂宮 鈴果) 2010年3月18日 12:16 | 個別ページ | トラックバック(0)
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