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無題
『人生、山あり谷あり』
とはよくいったもので、
人生という壮大にして漠然たるモノの流れを
このやうな一言標語で言い表わしてしまうとは、
全くもって偉大なる我が人類の先人たちも、
だてに日々を歌い踊り、のほほんと暮らしておったわけではないようです。
しかしながら、その偉大なる先人に一言モノ申すとすれば、
人それぞれ人生は、
山→谷→山→谷→川→山
であり、
はたまた、
谷→山→谷→山→川→川→丘
などというようにその人によって千差万別さまざまであるべきはずで、
それをあろうことか一羽一絡げに、
『 山あり谷あり 』
などと短絡的にいってのけるとは、
いかなる禍事か !
と小さな声で言いたい心境でもあります。
なにが言いたいのかと申しますと、
まぁ要は、
人の人生たるもの十人十色で、
その起伏は、
一言または、十タイプ
ごときでは量りきれたものではござらんよ、
ということが言いたいのであります。
“いつ” “どこで” “だれ” と出会い、
“どのように” 自分が変わってゆくのか・・・
“何の為” にこの世に生を受け、そして生きておるのか。
人は、幾重もの偶然と必然の歯車が重なりあって織り成し、
そして移ろう“運気”に翻弄され、
見えない先の不安と戦いつつ日々を暮らす・・・
これこそが現状、これこそが、
ふつう一般的人生のシステムなのであり、
そんな決まりごとで世の中が成り立っておるがため、
人は悩んで当たり前、迷って当たり前なのであります。
そこで考えたね。
ご先祖さんは。
なんとか楽していきたいわん、
遠回りなぞ百害あって一利なし。
最短コースで効率的。
もれなく “幸せ” ぷれぜんと。
など数々のきゃっちこぴーを引っさげて、
当時の科学、化け学、天文学の推移を結集し、
この宇宙開闢(うちゅうかいびゃくとよむのです)にも匹敵する多種多様、
難解不可思議、複雑怪奇なヒトの人生、移ろう運命を
唯一捉え、具現化させることのできる技、
それが “占術” なのであります。
つづく・・・
(某 件太郎) 2010年7月 6日 20:21 | 個別ページ | トラックバック(0)
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