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「鬼門」と「裏鬼門」と神社の参拝
神社には午後からは参拝するなと、聞いたことがありますか?
古い時代には、よく言われていたようです。
なぜなら午後は、多くの邪気が持ち込まれて、境内に一杯になるからです。
夜が終わって太陽が登につれ、
それがやがて清められていくので、
神社には、朝方や午前中に参拝するのが良いというのです。
よく「鬼門」「裏鬼門」という言葉を耳にすることがありますよね。
一般的には、
「鬼門」=北東
「裏鬼門」=南西
となっています。
昔の平城京や平安京などは中国の都の造りに習って、南向きに設計されました。
風水では、
南向きの家の場合、
「五鬼」という凶方 と「絶命」という最大凶方が、
それぞれ北東と南西に位置します。
だから昔の都の造りからすれば、
北東と南西は凶方ということになります。
しかし、「五鬼」と「絶命」の方角は、
その家の向きによってそれぞれ 異なると考えられています。
たとえば東向きの家の場合、
「五鬼」は南に、「絶命」は東になります。
南西向きの家の 場合、
「五鬼」は南東に、「絶命」は北になるのです。
風水というのは、
9世紀に中国から、遣唐使や留学僧によって日本に伝えられ、
その知識や技術は「陰陽寮」という役所が保有していました。
般の人はまったく知るよしもなく、
都にとっての凶方である北東(鬼門)と南西(裏鬼門)が、
どのような場合にでも悪い方角だという誤解を生んだようです。
しかし、この吉凶方位は、
いわゆる「家相」の基本的な要素です。
旅行や引越などの移動による『方位術』とは異なります。
旅行や転居などの方位術は、
地球の自転や地球以外の天体の運行によって
吉凶方位が刻々と変化していきます。
鬼門にあたる時間は、丑と寅の刻です。
つまり夜中の1時から明け方の5時前まで。
そして裏鬼門にあたる時間は未と申。
これが午後13時からの時間ですね。
神社の参拝も、できればこの時間帯を避け、
卯から午の刻(5時から13時)までが良いと思います。
hiro
(比呂 酒井) 2010年7月12日 12:13 | 個別ページ | トラックバック(0)
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