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本能で切り開く運勢 -開運-

「すごく悪い運勢の年」。

確かにそれは存在します。

俗にいう“運勢のいい人”でも、

必ず「悪い時期」は巡ってきます。

そして「悪い運勢の時期は人を強くする」といいますが、

これもまた確かなことです。


なぜならそれが人の本能だからです。



例えば失恋をして深く傷ついた人が、

そのあと素晴らしい芸術作品を残したり、

夫を亡くしてしまった未亡人が

その後、社会奉仕活動などに尽力、献身する例は少なくありません。


これは何かを失ってしまった悲しみや虚ろな気持ちを埋めるために、

通常以上の集中力や忍耐力を発揮する、

代償を求める本能だといえます。


また性欲旺盛な時期の若者がスポーツなど過酷なトレーニングに挑戦することで、

性的なエネルギーを発散したり、

家族の愛情を十分に受けれなかった若者が非行に走り、

仲間を得ることで友人からの愛情を求めたりするのは、

本来の求めるものを得られなかったことに対して、

何かの埋め合わせで自分を満足させようとする、

代償的欲求のあらわれなのではないでしょうか。


これは人間が本能的に求めてしまうことなのです。


ある意味で古代の人間学、心理学、分類学ともいえる「占い」。


それが指し示す「運勢の悪い時期」とは、

抑圧や喪失の時期なのです。

そしてその時期が過ぎ去ったとき、

今までの埋め合わせをしようと、

とてつもない集中力や行動力や忍耐力や想像力を発揮します。


これを「開運」と呼んでいます。


辛い時期が終わろうとする時。

つまり代償を求めはじめるちょっと前の時期。

これを「転機」と呼んでいます。


そして、たいていの場合、

開運の時期に差し掛かるちょうどその頃にチャンスが巡ってくるものです。


だから僕たちはいうのです。


運勢の悪い時期こそ自分を磨いてくださいと。


出口がわからないトンネルを進んでいるような、

悪い運勢の時期。

そのときは不安と絶望に駆られ、耐えることしかできず、

とても出口を出た時、つまり悪い時期が終わる時ののことなど

考える余裕もないのが普通です。


しかし運勢の悪い時期にも、チャンスは刻々と迫ってきているのです。

よほど感のいい人でない限り、これを感じ取ることはできないはずです。


それを確かめる唯一の手段が、占いを含む運命学というわけです。

占いにいってその時期を確かめてみるとよいでしょう。

でもできれば、自ら運命学を学んでみてください。

そうすれば、より鮮明にわかるはずです。

だから開運するのだと。



某 件太郎

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