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平清盛にみる700年の怨霊。
日曜日の夜8時といえば、みなさんにとってなんでしょうか?
この時間、月曜の仕事が憂鬱だったり
お休みが終わってしまう寂しさに襲われたり。
しかし、あの番組があるではないですか!!
NHKの大河ドラマってつまんないと思ってました。
私の初デビューは利家とまつでした。
今年は平清盛ですが、一説によると視聴率が悪いとか。
毎回とてもドキドキしながら拝見しております。
さて先日、井浦 新演じる、崇徳天皇が怨霊になりましたね。
あの白熱したシーン。崇徳天皇がどんどん壊れ、目は血走り、
夜叉のような顔立ちになり・・ちょっとしたホラーでしたよね?
鳥羽院の息子でありながら、実は祖父の白河院の子。
それ故に実の父からも政治からも虐げられ、
崇徳天皇は不遇の人生のまま最後は怨霊になります。
先日のドラマでは爪を伸ばし、髪を伸ばし、
自らの舌を噛み切って教典を血に染め
『民を皇に皇を民にする』という呪いをかけます。
そこから都では疫病が流行り、変死者が続出。
その後、彼の怨霊は死後700年・幕末まで続きます。
大政奉還後、明治天皇が自らの即位の礼を執り行うに際して
勅使を讃岐に遣わし崇徳天皇の御霊を、
京都へ帰還させて白峯神宮を創建しました。
700年の怨念って・・・スゴいですよね?
生まれた時から祖父の子として実権をにぎることなく、
親に愛されず、誰にも認められることもなく、
人として生まれてきたのに、怨霊になり最後は大魔王に。
日々の恨み・権力への執着。
人間なら、誰もが認められたい!権力をてにしたい!
彼はとても人間くさい人なのかもしれませんね。
日々歪んで行く魂が、最後は悪に染まってしまった崇徳天皇。
彼がもし怨霊になることがなかったら?
また今とは違った時代になっていたのかもしれませんね。
*夢猫 ムニャ*
(夢猫 ムニャ) 2012年8月19日 23:59 | 個別ページ | トラックバック(0)
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