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たて縞の歴史

ストライプシャツs.jpg

 

 

前回はボーダー(よこ縞)柄の記事でした。

別にシリーズ化するつもりはないのですが、

たまたま今日着ていたもので・・・ストライプのシャツ。


ちなみに、ストライプ(たて縞)柄は、九星でいうと「四緑木星(しりょくもくせい)」にあたります。

四緑木星の意味としては、春、風、発展、結婚、成長、まとまる、遠距離などがあります。
 


調べてみると「ストライプ(縦縞)」といってもいろいろ種類があるようで、

今日ぼくが着ていた、このシャツの柄は、

ロンドン・ストライプ(またはブロックス・ストライプ)というものらしいです。

このシャツ、実はかれこれ14、5年前に友人がハンドメイドで造ったもの。

縫製がめちゃくちゃしっかりしているので、未だに現役で着れます。


さて、縞模様といえば、中世のヨーロッパにおいては、悪魔の模様とされいていたようです。

ストライプ柄(縦縞)はボーダー柄(横縞)と同じく、

じっと見ていると遠近感がブレって、錯覚を起こす作用があります。

中世の人たちはこの感覚が好きになれず、タブーの模様としたという説があります。

かわいそうなことに、生れながらのシマ模様をもつ、シマウマまでがその対象とされたといいいます


しかし、いつの間にかオシャレな柄に変貌を遂げたストライプことシマ模様。

シマ模様のイメージを「タブー」から「オシャレ」なイメージに転身させた、

立役者であり、ファッションリーダーだったのが、

16世紀の欧州、フランス国王フランソワ1世とイギリス国王ヘンリー8世の2人。


絶対的な権力を持ちながら、常識にとらわれない破天荒な性格だった2人は、

タブーさえも面白がる性格。

タブーを犯すのはこのオレだ!くらいの勢いで、

シマ模様を着まくって、国中にストライプ旋風を巻き起こしたらしいです。
 

それ以降、すっかりファッションにおける定番の柄となったストライプ。
 

しかし、見る人に錯覚を起こさせ(やせて見える以外にも)、

なんらかの心理的作用を及ぼす事実は変わってはいないのです・・・

 

 

 

某 件太郎

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