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北斗の神、南斗の神

さて、僕たちが主に使っている、紫微斗数(しびとすう)という占い。

この占いは中国の「道教(どうきょう)」の思想に由来しているんです。

 

道教という宗教は、

とにかくありとあらゆるものを神に祭り上げるところがあります。


その中でも紫微斗数と深く関わっている神様が、

「紫微大帝(しびたいてい)」

「北斗真君(ほくとしんくん)」


「南斗星君(なんとせいくん)」

の三神。


北の夜空には北極星があります。

北極星は、ほぼ動かないに等しい星で、いつも同じ位置にあるため、

地位の高い星だと古代中国人たちは考えたのでしょう。

北極星は神として崇められ、紫微大帝という名前でよばれるようになったわけです。


そしてその紫微大帝こと北極星の周りをグルグルと回っているのが北斗七星です。

北斗七星は北極星の周りを回り続けるその様子から、紫微大帝が乗る車に例えられました。
 

 

北斗七星図.jpg

 

 

そして、北斗真君という名前の神として崇められるようになったのです。

一方南の空に輝く南斗六星を南斗星君として崇めたわけです。


いつしか、北斗七星は死をつかさどる神といわれ、

南斗星君は生をつかさどる神とされました。



紫微斗数で使う星にも、北斗星系、南斗星系などがあるのは、ここに由来しているのです。
 

 南斗六星図.jpg



 

某 件太郎

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