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雪だるま式神秘学

さて、北斗や南斗の信仰を含む「道教(どうきょう)」という中国の宗教。

日本で「東洋占術」とか「中国占術」とかいわれるものは、

ほぼすべて、この宗教が母体となっています。

 

でも道教は仏教やキリスト教のような、

創始者のいる宗教とは違い、

だれが始めたかは不明とされています。

 

そもそも宗教はたいてい、教義(きょうぎ)を軸にしています。

教義とは簡単にいうと、

教科書とかマニュアルみたいなもので、

その宗教の考え方や創始者の教えや、

その解釈の仕方などが書かれてあるものです。

 

宗教は教義があってはじめて成り立つものです。

教義はたいてい、後になって誰かが、

「昔の偉い人はこう言った、それは実はこういう意味ではないだろうか」

「いやそうではなくて、本当はこういう意味なんじゃないだろうか」

という議論を繰り返して、

尾ひれ背ひれがたくさんついて出来上がるものです。

 

ご多分に漏れず、道教の教義もそのようにして出来上がったものです。

先ほども書きましたが、

道教には「教祖」がいません。

あえていえば、「たくさんの思想の集合体」が教祖といえます。

 

 

例えば、

日本の古神道にも見られるような、精霊信仰(アニミズム)や

シャーマニズム、占星術、陰陽五行説、儒教、神仙説

などあげればきりがないほどです。

 

そこに老子(ろうし)や荘子(そうし)といった、

歴史的な哲学者の考え方が取り入れられ、

雪だるま式にあらゆるものを巻き込んだ結果、

現在のような教義になったといわれています。

 

では、なぜそんなに雑多な思想を取り込む必要があったのでしょうか?

歴史的にみれば、そこには、

当時、中国に伝来した、

仏教というさらに巨大な宗教への対抗心が見えてくるのです。

 

某 件太郎

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