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師匠がいるありがたさ

私は、熱しやすく冷めやすい、飽きっぽい性格です。
何をやっても長続きしない私が、続けられていることが、
紫微斗数のお勉強です。
            
今、私は、一流の占術家を目指し、頑張っています。
 
自分の欠点は、自分では分からないので、
自己鍛練だけで、質の低い鑑定にならないように、
欠点を指摘してくれる《師匠》がいることを、
本当にありがたく思っています。
 
私が知らないことを師匠は知っている。
しかし、それが何かは、良く分からない。
「何だか分からないけれど、あの人は凄い。」
という人が、師匠になるのではないでしょうか。
 
経験の違いがそう感じさせるのだと思います。
 
私の周りにも、影響力があって、尊敬できる素晴らしい《先生》は、
たくさん居ます。
それは、仕事やプライベート、色々な分野において存在します。
しかし、私にとって、その方々は、師匠とは異なります。
 
では、『師匠』とは何か?
 
師匠とは、学問または文化(私にしてみれば占術ですが)の、
その知識や秘術を授けるだけでなく、価値観や心構えの発達を、
促す人のことです。
ただ尊敬する人ではなく、同じ分野、方面で、
その人から、何かを吸収したいと思える人のことを、
『師匠』と呼ぶのです。
何を勉強するにしても、モデルというか師匠は大切です。
 
私は、今の師匠から「守・破・離」という、物の考え方を教わりました。
 「守・破・離」とは、何かを極めるのに、とても重要な考え方です。
 
まず、
 
師匠の教えを「守り、その通りにやってみる」(守)
ある程度成長したら「少しその教えを破って、自分を出してみる」(破)
そしていつか「独立し、自分のやり方で進めていく」(離)
 
という考えで、非常に理にかなっています。
 
しかし、師匠を持つ危険性も知っておいて下さい。
 
ダメ出しばかりで、何もかも自分色に染めようとする人がいます。
こういった師匠を選んでしまうと、本当に苦労します。
 
本当に経験を積んだ、その道の上級者は、
その人の個性を見抜き、長所を伸ばしてくれます。
 
今の師匠、中島多加仁先生は、
どんなことでも、自分で出来るように、指導して下さいます。
何一つ押し付けようとしません。
 
先生は、毎月《研究会》を欠かさず開かれます。
「占術家は一生勉強だよ。死ぬまで研鑽に励むべきだ」
という謙虚な姿勢に、いつも頭が下がります。
 
これからも慢心せず、東京に通いたいと思っています。
 
そして今回、先生から、
「宇都宮でも紫微斗数を教えて良いです。」
と言われ、
自信も教材も無く、不安だったのですが、
「自信なんてやれば身に付きます。教材なんて、僕の物を使えば良い。」
と、快く言って下さり、
 
来月から、宇都宮で紫微斗数を教えることになりました。
 
占いの知識、秘術だけではなく、占い師としての心構えなど、
私が、師匠に師事し、1年かけて学んできたことを、
丁寧に教えて行きたいと思います。
 
ありがたいことに、すでに、教えて下さいと言って下さっている方が居ます。
 
次回は、占い教室の事を、詳しく書きたいと思います。

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