原宿の当たる占い館【ほしよみ堂】紫微斗数、占星術、タロット、易、四柱推命、九星気学など

こんにちは。松原由布子です。

本日は、夜の電話鑑定以外はフリーな一日でした。

ほんとはすべて空けてしまう日があるといいんですが

渋谷ほしよみ堂までお越しになれないお客様から

ご依頼が途切れないので、

電話鑑定はできる限り時間を作って待機しています。

こういう日は、時間を気にせず半身浴をしながら

読書するのが私にとって最高の贅沢。

先日、お食事をした友人から薦められた本が

ちゃんと本棚に『積ん読』状態だったので

引っ張り出してみました。

安岡正篤(やすおかまさひろ)は、

政界・財界だけでなく皇室にまで厚い信頼を寄せられ

『昭和最大の黒幕』とも揶揄される人物。

この本の他に『易と人生哲学』『老荘思想』を

読んだことがあります。

東京に来たばかりのころに、地下鉄に乗っていた

素敵なご夫人がカバンから安岡正篤の本を出して

読んでらしたんですね。

美しい装丁だけでなく、『日本精神の研究』という

骨太な表題に感動して、思わず

「あの、どなたの本なのか教えていただけますか？」

と、声をかけていました。

最初は驚いてらしたご婦人も、すぐに理解されて

「安岡さんの本は、どれも素晴らしいわよ。

　ぜひ、読んでみてね」

素敵な所作で、お持ちの本を数冊見せてくださいました。

そのころの私にとっては、

通読するのが難しかったんです。

なので、つまみ食いのような読み方で

あとは本棚に「いつか読む本」として

並べてしまっていました。

友人は、忘れたころに

「占い師って、現代の『軍師』でしょう。

　多くの政治家を啓蒙した安岡正篤は

　いま読むと、違った味わいがあるかも」

と、言ってくれたんですよね。

久しぶりに引っ張り出して読んでみると

必要不可欠な栄養を吸収するみたいに

ぐんぐん読めてしまいました。

湯船のお湯が冷めてしまっても

読む手が止められないので

ほぼ読書の一日になりました。

こんな幸せなことはありません。

「私は現代人の最も大いなる禍は、帰する所、

　人間の機械化に依る人格の破綻に在ると思う。

　本来人格は知情意の渾然たる統一である。」

大正13年が初版であることに驚きます。

どっぷり啓蒙されてみたいと思います☆

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