原宿の占い館【ほしよみ堂】紫微斗数、占星術、タロット、易、四柱推命など

皆さま　こんばんは。

碧斗彩良（あおと・さら）です。

昨日、今日と街を歩くと、

満開の桜でいっぱいでした。

桜と言えば、私が思い出すのが

「桜の森の満開の下」という

坂口安吾の小説です。

登場人物は山賊と山賊の女房の美女。

そして、女房の女中。

女房の言いなりに人を殺めてきた山賊が

そんな都暮らしに疲れて、元の山に戻ろうと

山の満開の桜の下を通った時、

彼が背負っていた女房は

なんと鬼婆に変わっていました。

必死に鬼婆を退治する彼でしたが、

結局、彼が殺したのは

自分の愛する女房でした。

きっと、怪しいほどの満開の桜の下では

隠そうとしていても、人間の本質や

欲望が明らかになってしまうのでしょう。

そして、自分の本心に目を背け

流されるまま生きてしまうと

孤独感から逃れられなくなります。

自分の満たされない思いを、人の首で

遊ぶことで解消している美女の残酷さは

そのまま、他人と自分と比べる事に

当てはまります。

人は誰でも心の中に満開の桜を持っています。

満開の桜は人の心を正直に素直にしてくれます。

本当の自分の心の声に気が付く事は

怖い事でも有ります。

それは自分が逃げてきた事かもしれません。

もし桜の木の下を通る機会が有ったら

それは貴方が自分の本心に気が付く

絶好のチャンスです。

蓋をしてきた自分の心に素直になって

がんじがらめになった束縛から自分自身を

解放していきましょう。

自分の心の声に素直になる事で、

今よりずっと、生きていくのが

楽しくなりますよ。

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