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許す?許さない?許せない?
こんにちは、綺咲 みゆきです。
先日父の施設から呼び出され、施設で家族面談に行って参りました。昨日は自分が病院でリハビリして疲れ切ってブログ更新できず、楽しみに読んでくれてる方申し訳ありません。
父がふと言った言葉
「お前達を絶対に許さない!」
私は、結婚の時も同じ事を言われてるのでショックは無かったのですが、
ふと考えてみると、ご相談に来られる方の中にも、
「彼と別れるのはいいけど、あの女と付き合うのは許さない!」
「友達の言った言葉が許せないんです!」
と、許す、許さないとは結構日常的に悩まれてる方が多い問題なのかなと思い、今回はそれについてお話ししますね。
許してるってどんな状態でしょう?
実は私は母の病床で同じ事を考えたんです。
私が婚約者と婚約破棄をして結婚できなかった理由は、母が病気になったからだと母は自分を責めていたのです。
「ごめんね。お願い。許して。死ぬ前に『許す』って言って欲しいの。」
と言われたのです。
私自身は私が彼ではなく母を選んだ!
母より彼を選べなかった。
それだけの縁の人と思ってるので、
恨むも許すもそもそも存在してないのですが…
死を目前にした母の頼み…
母の希望は私の口から「お母さんを許すよ」と言ってもらうこと…
何をもって許すのか?
悩みました。
でも、そもそも怒ってもいない事なので、
その言葉をかけてあげました。
母は穏やかに微笑みました。
許していても言葉にしないと相手がずっと罪悪感を背負っていく…
それが私が母の病床で出した答えです。
では、逆に何故許さないのでしょう?
怒りが大きいから?
傷つけられたから?
許したくてもその言葉が自分の心の中で暴れるから許せない?
確かに、私も一時許せないと思う事は多々あります。(人間ですからね笑)
許さない!というのは「許したくない!」心の現れ
許せない!というのは「許したいけど心が追いつかない!」心の現れ
でしょう。
私は、冷静になった時
そもそも相手だけのせいでそうなったのかな?
と考えます。
婚約破棄も私からしましたが…
それは母とは今しか居られないと考えた自分が選んだ道…
誰のせいでもないのです。
強いて言うなら自分のせいです。
父の言葉は、結構長い間許せない言葉が多々ありました。
本当にその言葉は自分を傷つけただけなのか?
と考えてみると、今の私にはその言葉から得た学びが二つあります。
一つは言葉は時に凶器になるということ…
そして、もう一つは、父のその言葉は酷く人を傷つけるものでしたが、その言葉の真意を考えると自己成長を促すことがある事…
この間施設で話した時に、父に同じ言葉を言ったんです。
父は悲しそうに俯いていました。
傷ついたのでしょうね…
そして、過去の自分を悔やんだのでしょう…
「お父さん、きっと傷ついたよね?でも、私はこの言葉に感謝しています。だってその言葉があったから私は今のままではいけない!人生、諦めてはいけない!自分の自由にならない身体と向き合っていくしかないって思えたの。だから、今は傷つくかもしれないけど、この言葉には、今のままではダメだよ。今が変わる時なんだよ!前を向いて今の自分に向き合って!って意味が込められてるの。」
父は黙って俯いていました(私が感謝してると言った時はさすがに顔を上げ、目を見開きました)が、おそらく私の言葉の真意は伝わったのでしょう。
本当はもっと優しい言葉を選ぶ事ができましたが、父は厳しい人でした。
とても厳しく、物の言い方も常に怒鳴り口調…
お世辞にも良い父親とは言えないかもしれません。
それでも、時折、我が子を想い不器用ながら言葉を紡いだことがあると思うんです。
父のような厳しい言葉(傷つくような言葉)でふと我に返ってくれるのでは?と願いを込めて敢えて同じ言葉を使いました。
「許したいけど許せない」方へ
捉え方を変えてみませんか?
そこで変われた自分はいませんでしたか?
もちろん、自分自身の考え方や行動が変わった方は変われたと断言できるでしょう。
お相手はあなたを傷つけるためだけにその言葉を言ったのでしょうか?
それならこの人と関わるのはやめよう!という判断をしましたよね?
そういう方も、また自分が変わったということではないでしょうか?
残念ながらこの世には心無い人もいるのが現実で、その方と今まで切れずにいた縁を切る事が決心できたのならあなたは既に変わったはずなんです。
「許したくない!」方へ
今はまだ怒りが強い時です。
無理に許す必要はありません。
しかし、相手の不幸を願うのはあまりよくありません。時に、願ったその不幸は自分に牙を向くことがありますから…
いつか許す気になったら考えよう!と思われていて大丈夫です。
人と関われば必ずそういう気持ちになる時があります。もし人との関わりで悩まれたら綺咲みゆきをご指名下さい。電話占いヴェルニにて活動中です(今なら予約も可能です)
(綺咲みゆき) 2020年2月22日 14:18 | 個別ページ | トラックバック(0)
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