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ことばは、いかなる場合も「諸刃の剣」であり、常に人を傷つける可能性があることを覚悟して発しなければならない

 最近、大好きな読書ができていません。

読みたい本が

たくさんたくさん積読状態になったままです。

そろそろ禁断症状が出つつあります・・・(@_@)

 

読書をするなら

なるべくまとまった時間を取って

その世界に没入・集中したいのですが、

日常のやるべきことが

細切れにおとずれて

なかなかワタクシに

まとまった時間を与えてはくれません(゚Д゚;)

 

まあ

時間は与えられるものではなく作るモノ。

ですから

愚痴など述べていず、

さっさと

「今日は一日読書しかしない!」

とかなんとか

自分で決めてしまえば良いのですが。

 

それが出来ないのは

ひとえにワタクシの心のブロック。

「一日中読書しているのは

やるべき家事・仕事をしない

ダメ人間」

という世間一般の考える人間像が

棘のようなブロックとなって

ワタクシの心にリミッターをかけているのです。

 

ブロックはずしは

本当に大変ですね(^^

 

 

****************

こんばんは!

 

元高校教師系占い師

花手葉 三照(はなてば みてり)です

****************

 

 

ちょっと前置きが長くなりましたが、

今日は

「ことばはすべて、諸刃の剣である」

というお話をしたいと思います。

 

 

一般的に言葉には、

ポジティブな言葉

(美しい、華やか、温かい、優しいなど)と

ネガティブな言葉

(汚い、暴力的、冷たい、ひねくれなど)

があると思います。

 

まあこれはちょっと

単純に分類しすぎかもしれませんが

ともかくそのように

ことばは「良いもの」と「悪いもの」に

大まかに分けられるという前提でお話します。

 

 

で、

このうちの「ポジティブな言葉」

なのですが、

これを発し続けたからとて、

必ずしも自分や周りの人々全員が

幸せにはなれない

ということは

皆さん、薄々気がついている

のではないでしょうか?

 

 

例えば、SNS

「今日は運動会!

ウチの子は笑顔で登校。

晴れてよかったね。

頑張ってね!」

と投稿したとします。

 

この文章自体に

特におかしなところや悪意は

何も感じられません。

 

しかしこれを

例えば不登校に苦しむお子さんや

その親御さん、

あるいは重度の障害を持つ

お子さんのお身内が読んだら、

どのような気持ちになるでしょうか。

 

感じ方は様々でしょうが

やはりどこか

釈然としないモヤモヤ、

比較による悲観的な気持ちや

諦めの気持ち、

あるいは

もっと強い怒りの気持ち、

などが湧いてくるかもしれません。

 

もちろん

自分は自分、他人は他人と

達観して自分軸で生きておられる方も

大勢いるとは思いますが、

この事例に限らず、

一般的には明るく楽しく

温かな一場面に思われる事象も、

人によってはその置かれた立場如何で、

そんなポジティブな発言が

逆に鋭い剣のように胸に突き刺さり、

どうしようもない悲しみに

支配されてしまうこともあるのです。

 

これは本当にもう

日常のあらゆる場面で起こっていることで、

こうしたことばのもつ両義性・多義性を

常に意識して

万人を傷つけないことばを発しようとするのは

全くもって不可能なことなのです。

 

つまり私たちは常に

「ことばで誰かを傷つけながら生きている」

という

とんでもなくなくショッキングな日常を

生きているというわけです。

 

 

ではどうしたらよいのか?

 

ことばを発することを

止めてしまえばいいのか?

 

そんなことは不可能です。

ことばは人間のコミュニケーションツールの

主軸となるものなのですから。

 

ですから私たちは

常に意識していなければならないのです。

「自分の今発したことばは

立場や環境や心情の異なる誰かを

傷つけているかもしれない」と。

 

 

人間は基本的に、

自身が経験したり

知識として脳内に蓄えていること以外は、

真の想像力というものが及びません。

 

ですが

自分の知らない世界は

この世に満ち溢れています。

いや逆に、

この世は自分の知らない世界がほとんどだ

と言ってもいいかもしれません。

 

 

だからこそ私たちは

老若男女・性別・人種・信条を問わず

様々な人の生き方、在り方を

出来る限りフラットな気持ちで

知ろうとしなければならないのです。

 

全ての人々の経験を

追体験することができない以上

私たちは情報としてそれを取り込み

その、自身と異なる在り方を

偏見なく心に留め置くことが

大切だとワタクシは考えます。

 

 

それでも

全世界の人々の在り方や心情を

自分の心の中に取り込むことは

当たり前ですが不可能なことです。

 

ですから私たちは

常に意識しなければならないのです。

 

「ことばは両刃の剣」であると。

 

その覚悟、

そう、人を傷つけてしまうかもしれない

という覚悟をもって

日々ことばを発しはければならないと、

ワタクシは常々思う次第であります。

 

 

とりわけ

占い師を含む、ことばを使う職業の人々は

ことばの両義性・多義性を常に意識しつつ

なおかつ恐れることなく覚悟をもって、

ことばを駆使していく必要があると

あらためて強く思います。

 

 

 

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