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平安貴族もやっていた「祐気取り」

 

九星気学を学ぶ方が

一番興味があるのは

「祐気取り」ではないでしょうか。



これは吉方位に行って

「地の良い気」をもらうという

開運法のひとつです。


日本では

昔から地のパワーを大切に

捉えていたようです。


似たようなことが

平安時代から行われていました。


皆さんご存知の

源氏物語。




主人公の光源氏が

空蝉を見かけることになった

キッカケが「方違え」です。


平安時代は、

陰陽師が活躍した時代です。


「方違え」は、その陰陽道による俗信です。


外出する際、行き先が良くない方位であれば

前日などに目的地が吉方位になる場所に

移動する、ということが行われてました。


例えば、自宅から北に行くつもりだったのに

北は凶方位だったとします。


自分の吉方位は南だったとしたら、

その目的地が南となる場所まで遠回りして、

1日過ごすなどして、最終的に

目的地に向かう、ということです。


光源氏も、その「方違え」で

立ち寄った所で

たまたま空蝉をチラッと見てしまい

惚れ込みました。



他に、枕草子にも

方違えについて書いてあります。


「興さめなるもの」に、


「方違えのために出かけて行ったのに、

ご馳走してくれないところ。」


というふうに書かれています。


平安時代の人にとっては

それだけ「方違え」が日常的で

楽しみにしていたことのようですね。





昔も今も

「土地の持つ気を味方につける」という発想を

日本人は持っていたのは面白いですね。


現代に生きる私たちも

その恩恵に預かるべきですね。

 

 

 

 

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