原宿の当たる占い館【ほしよみ堂】紫微斗数、占星術、タロット、易、四柱推命、九星気学など

ほとんどの占い師は

「占名」を持っています。

占名（せんめい）とは、

占い師としての芸名みたいなものです。

私の場合は、

鍋島菊歌がそうです。

なぜ占名があるかというと

当然本命を隠す、という

理由もあります。

でも一番大きな理由は

プライベートの自分と、

占い師としての自分を

きれいに分ける。

これだと思います。

占い師というのは

いろんな人からいろんな悩みを伺います。

それに対して

占いを使ってアドバイスをします。

その時、自分の経験などは横に置いておく

必要があります。

逆を言うと、だからこそ、

自分が経験したことがない問題にも

アドバイスができるんです。

そのような仕事をする時、

本名だと何かへんな気持ちになります。

だって、お客様が年上の方だと

私なんかがアドバイスをするなんて・・

とか思ってしまいますよね。

でも、不思議と「鍋島菊歌」だと

別人のようになれます。

占い師として、たんたんと

鑑定結果を伝えることができます。

占名で別人になるのには

もうひとつ大きな理由があります。

占い師というのは、

いろんな方から悩みを聞くのが仕事です。

やはり人の相談を受けるということは

相当に精神的負担を受けます。

あまりにも親身になりすぎると

占い師まで病んでしまいます。

その時、この占名が役に立ちます。

私の場合、「鍋島菊歌」が

悩みを聞いているのであって、

プライベートの私は全く影響を受けないんです。

これは一種のリスクマネジメントなんでしょう。

仕事上の心の負担を

プライベートな部分と切り離す手段が

占名だと思っています。

でも、プライベートと仕事を

完全に切り分けたい仕事は

占い師に限ったことではないはずです。

たとえば、お医者さんや弁護士さんも

自分の中で葛藤があるのではないでしょうか。

彼らも芸名みたいなものが

あればいいのでしょうが

国家資格だから無理か・・

そういう意味では

占い師は進んだ職業ですね！