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管理者を育てる学校へ合宿に行った時の体験談③
さて「管理者を育てる学校」での合宿での話
前回のブログ↓の続きです。
https://www.hoshiyomishi.com/blog/2022/06/post-6370.php
管理者を育てる学校へ合宿に行った時の体験談③
まず24時間全て管理された
スケジュールの中で行動しなければならず
行動一つ一つが定められたルールから外れれば
すかさず「お叱りの声」が飛んできます。
例えば靴をぬいで部屋に入る場合
その靴がキレイにそろっていなければ
靴を外に放りだされ怒号が飛んできます。
返事が小さければ怒号
準備が遅ければ怒号
身だしなみがおかしければ怒号
お辞儀の角度がおかしければ怒号
様々な訓練が行われましたが
具体的な内容として
10年経った今も
特に印象に残っているものを
いくつか紹介していきます。
【歌唱訓練】
歌詞の持つ意味をとたえて
かつ細やかな感情で丁寧に歌う。
「歌のうまさではなく、
相手に訴えるような表現力を身につける訓練」。
とホームページには書かれています。
ただ合宿では
そんな丁寧にその意図を
説明してはくれません。
なぜ叱られているのかもわからぬまま
「正解はこういうことか?」と
それぞれ考えながら向かうのです。
基本的に訓練中は人に相談もできません。
私語禁止です。
教官に質問もできません。
そして歌を覚えた頃には
突然に駅前まで連行され
一般の通行人がいる中
大声で歌うことになります。
これがまた恥ずかしい。
白装束で団体で歌うので
確実に “怪しい団体” として見られます…
その恥ずかしさを克服するという
意味もあったのかもしれないですが
恥ずかしさも気にしていられないくらい
厳しい訓練だった記憶があります。
この訓練で表現力が身についたのかどうかは
定かではありません…。
【40km夜間更新訓練】
40kmというと健康な成人男性が歩いて
7~8時間くらいはかかる距離です。
それをただひたすら歩く、
というだけの訓練。
ただ単純なようで
これもまた楽なものではありません。
一人一人が2mくらいの等間隔で
歩かなくてはなりません。
当時の僕の班は13人
休憩時間以外の私語は一切禁止
歌を歌うのも禁止
ただひたすら縦一列で歩き続けなければいけません。
そしてもし一人でもリタイヤしたら
チームとして皆リタイアすることになります。
参加者の多くは40~50代、
僕らの班には
60歳近くの男性が一人、
30代の女性も一人いました。
ものすごく足は痛くなっていきましたが
「キツイ!もう無理!」なんて
そんな弱音をどうやっても言えない状況でした。
休憩中に「大丈夫?」と
お互いに気遣いながら
全員でゴールを目指すのです。
それぞれの能力を考慮した上で
どんな人事配置を取るのがベストか
どのタイミングで休憩を取るのか
休憩のタイミングで話し、
調整しながら進みます。
その訓練でのリーダーが決められていましたが、
そのリーダーはどう力強く引っ張っていくのか
そのリーダーを仲間はどう支えていくのか
それはまるで企業としての目標に向かう
チームとしての姿でした。
訓練の方法の良し悪しは別として
チームワークの大切さを
嫌でも実感できた訓練だったのです。
苦しい道を共に協力しながら進むからこそ
力強いチームワークを発揮できるのです。
それでは続きはまた次回に…。
次回がラストです。
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(ルーカス伽豆海) 2022年6月17日 11:11 | 個別ページ
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