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メソポタミア文明の歴史と、楔形文字の歴史
占いの起源を辿れば全てどんな占術も《文明》にあたります。
エジプト、マヤ、インド、古代中国、古代の日本でも…
なぜ、どんな文明にも必ず神話や神殿が存在するのだろうか。
なぜ、文字は決まって「占い」や「神話」の記述で発見されるのだろうか。
調べてみると面白い。
古代の人々はみんなスピってます。。統治者がスピる(「俺は神の子」的発言)から国も民もスピる。。それも全世界中、どこもそうなのです…。
占いは、人類の原点:文明(と神話)を勉強してこそ、使いこなせるのだろうなぁと思い学びに耽る日々です。
歴史を勉強することは、あなたにも何かしらの気付きと発展をくれるはずです。
【メソポタミア】とは、どういう意味?
『メソポタミア』は、ギリシャ語で「川の間の土地」を意味します。
現在のイラク東部にあたり、チグリス川(東)&ユーフラテス川(西)に挟まれた「肥沃な土地」です。
世界中の大河沿いで発展した人類文明
古代文明はいずれも大河沿いにありました。
エジプト文明→ナイル川
インダス文明→インダス川
古代中国文明→黄河
メソポタミア文明→チグリス&ユーフラテス川
例外なく大河沿いですね。
メソポタミア文明の発展の歴史(超簡潔ver.)
紀元前8300年〜紀元前6000年頃には、この地で農業がなされていたと言われています。
紀元前5500年頃、南部に、土着の『ウバイト文化』が興きました。
北メソポタミアと南メソポタミアは交流しつつもそれぞれ別の動きで発展していきます。
紀元前3200年頃、シュメール人が南メソポタミアに移住し、
紀元前3300〜3000年の間に、ウバイト文化を継いだ『ウルク文化』が発展し、都市文明が成立しました。シュメール人により楔形文字の原型が誕生し、創世神話も出来ました。
《ギルガメッシュ叙事詩》のギルガメッシュ王はこのウルク時代の王です。
シュメール人文化は、そのうちのひとつウンマによりほぼ統一されましたが、
紀元前2300年、セム語系のアッカド人により滅ぼされました。アッカドの初代王はサルゴン。
アッカド人は元々シュメール人と交流があったので、神話や楔形文字も途絶えさせることなく継承していきました。
南メソポタミアは、アッカド時代ののち、ウル第3王朝→古バビロニア(セム語系アムル人)→中期バビロニア(カッシート人など)、と発展しました。
北メソポタミアでは、私が大尊敬しているアッシュールバニパル王が大活躍したニネヴェ時代を経て、アッカドが南メソポタミアと一時統一したのち、古アッシリア→ミタンニ王国(インド=ヨーロッパ語系のヒッタイト人など)→中期アッシリア→新アッシリアと続きました。
紀元前625年、新バビロニアが南北を統一しましたが、
紀元前539年、アケメネス朝ペルシアに滅ぼされ、メソポタミア文明は急速に衰退しました。
メソポタミア神話の体系は、3つに分かれる。
メソポタミア神話は、実は、完璧な1つの物語ではないんですね、、
歴史でも見てきたように、メソポタミアは様々な都市国家(言葉も人種も異なる人たちによる文明)ですので、最初にシュメール人が創造したものと、その後の人たちが自分たちに合わせてアレンジした神話と、若干異なります。
①シュメール神話
↓
②アッカド神話(さらに言語によりアッシリア神話とバビロニア神話に分かれる)
↓
③ヒッタイト神話
というふうに、大きく分けて3つに分かれます。
登場する神々に大きな変化はありませんが、神々同士の関係性が少し異なっていたり、同じ楔形文字でも言語が違うので名前の読みが若干異なっていたりします。
シュメール人の楔形文字は、約3000年間使用された!
楔形文字は、紀元前3300〜3000年の間にシュメール人により生み出されました。
このシュメール人というのが、とても謎多き民族なのです。
と言うのも、シュメール人が使用していた「シュメール語」は当時周辺民族が使用していた語系のどれとも全く異なり、どこから来たのか・どんな人種なのかが一切不明なのです。
世界初の都市国家を形成した謎の人種…、かなり賢いです。
ゼロからイチを生み出す能力がハンパないです。
彼らは文字を作り出すだけでなく、神殿も作りました。
『ウルのジッグラト』など聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
この『ウル』もウルク文化の次に繁栄したシュメール人の都市国家です。
私が中学生の頃、「ウル・ウルク・ラガシュ」とテスト前に何度も唱えて暗記した記憶があります。懐かしい。
楔形文字は約3000年間、言語体系が異なる民族にも使われ続けて、メソポタミア文明と共に生きました。
紀元前539年、新バビロニアがアケメネス朝ペルシアに滅ぼされてからは、楔形文字もヘレニズム文化に吸収され、衰退しました。
時をかなり経て、19世紀。
イギリスのヘンリー・クレズウィック・ローリンソン他3名により解読大会(笑)が開かれ、全員の翻訳がほぼ一致したことにより、
1857年を、「解読の年」と呼ぶようになりました。
1872年、同じくイギリスのジョージ・スミスが大英博物館所蔵の粘土板に、『旧約聖書』の「ノアの方舟」と似たような内容の記述があることを発見しました。
風水入門セミナーをキッカケにここまできてしまいました。
メソポタミアの次はエジプトと古代中国も深めたいな。
次回、【メソポタミア神話の内容】を掘り進めたいと思います!( ´ ▽ ` )
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(瓔珞ルノン) 2023年1月30日 23:33 | 個別ページ
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