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神功皇后の忠臣【武内宿禰】とは?呪術廻戦の両面宿儺との関係は?天皇家にも繋がってるの?!
昨日、神功皇后(じんぐうこうごう)についてのブログを書いたところ、
文字数が2823文字もあるにも関わらず、
いいね数44件・8名の方にRTしていただき、
いつもの占術ブログ以上に反響があって驚いています。
皆に見てほしい!と熱意と商魂を込めて書いた占術ブログよりも、
誰も見ないだろうなと思いながら書いた自己満趣味ブログほど伸びる。笑
Taka先生の仰るとおり、
やっぱり好きなことだけしてた方が良いのかもしれない笑
ということで、本日は神功皇后にも忠臣として仕えた
【武内宿禰】をご紹介します!!
大臣武内宿祢 月岡芳年画
『日本書紀』では「武内宿禰」表記、『古事記』では「建内宿禰」表記です。
「たけのうちのすくね」とか「タケシウチノスクネ」などと呼ばれます。
第8代孝元天皇の曽孫とされます。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の父親である第12代景行天皇から、
成務天皇・仲哀天皇・応神天皇・仁徳天皇と5代の天皇に仕え、
仲哀天皇が崩御してから応神天皇が即位するまでの約70年間摂政を務めた神功皇后をも支えきったと言われています。
伝説上では《330歳》の生涯を生きたとされますが、
人間としてはありえない年齢なので伝説として捉えましょう。
どんな絵にも白髪白髭のおじいちゃんの姿で描かれます。
神功皇后と同様、武内宿禰も日本紙幣の肖像になっています。
武内宿禰肖像(明治22年発行の改造壹圓券)
武内宿禰の子孫の話
武内宿禰は、後世の教科書に載る有名一族蘇我稲目・馬子・蝦夷・入鹿らの先祖でもあります。
蝦夷の甥で入鹿の従兄弟にあたる蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらやまだのいしかわまろ)という人物がいます。私はこの人の名前が中学生の頃から大好きです笑
蘇我倉山田石川麻呂、蘇我倉山田石川麻呂、何度でも唱えたいですね。
彼は蘇我一族でありながら、【乙巳の変】(中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を誅殺)にも協力しました。
武内宿禰の子には「蘓賀石河宿禰」という人物がいました。石川宿禰とも呼ばれます。
蘇我氏の祖ですが、奇しくも似たような名前の子孫が蘇我氏の世を終わらせる乱に加担したのには何か力を感じざるを得ません。
歴史あるあるですが、謀反で勝った側の子孫が自分の血統の正当性を示すために先祖の名を自分の名前の一部につけるor先祖を創造してしまう例があります。
蘇我倉山田石川麻呂やその子孫が「我ら蘇我氏の祖はかの武内宿禰の子、蘓賀石河宿禰である」と先祖を創造した可能性も否定できない点はご注意ください。
武内宿禰自体も、7世紀後半頃の後世になってから創成された人物と見られることもあります。
600年代の後半を生きた人々による創作だとしたら、
『古事記』が712年・『日本書紀』が720年の完成のため、
それ以前の話の虚実を大まかに証明する書物もなく、存在自体が不明確です。
江戸時代の“服部半蔵“のように、何世代にも襲名され継がれていた名前の可能性も否定できないのです。
武内宿禰の生まれ変わりとされる有名人
鎌倉時代、北条義時が「武内宿禰の生まれ変わり」と言われていたようです。
それが本当だとして、現代で「自分が武内宿禰の生まれ変わりだ」と主張する人が現れたとするとつまり北条義時の生まれ変わりでもあり、さてどんな人物となって世の中を台頭していくのか楽しみだなぁ、などと占い師目線で“前世“や“輪廻転生”について考えてしまいます笑
ちなみに、ネットで「武内宿禰」と検索するとさまざまな宗教団体の記事がヒットして出てきますのでご注意くださいね…
古代文字を作ったとか霊術を使ったとか実にさまざまな面白そうなお話ですが、
エンタメとして想像してトキメクのは良いとして、信じ切って人にも真実かのように語ってはいけないのです。
調べてみたい方は、そもそも武内宿禰が実在したかの真偽すら不明であるということをお忘れなく。
「宿禰」って何?《両面宿儺》と関係あり?
ところで「宿禰(すくね)」という名前についてですが、
私が何回かブログで語っている『孫子の兵法』の孫“子“(=先生の意味)のように、
武内宿禰の“宿禰”も尊称のひとつです。
大和朝廷の武人や行政官を表す称号で、足尼・足禰・少名・宿儺などとも表記されます。
宿儺という文字でピンときた方もいるかもしれませんが、
今話題のアニメ『呪術廻戦』には、主人公に憑依する《両面宿儺》という怪異が登場します。
元ネタはなんと『日本書紀』に登場、仁徳天皇時代に飛騨に現れたと言われる異形の人であり鬼神です。
武内宿禰と両面宿儺が同時代に存在していた(とされる)の、面白いですよね。
両面宿儺は、大和朝廷に背いたことで討伐されてしまいますが、飛騨地方では英雄扱いされているのにも興味が湧きます。
両面宿儺の“宿儺”の由来は諸説あるようですが、当時は武人や行政官の称号だったのである程度の地位にあった謀反人や人々を指したんじゃないかなと私個人的に考えています。
天皇家との繋がり
武内宿禰が最後に仕えた仁徳天皇は即位2年に、武内宿禰の孫娘:磐之媛命(イワノヒメノミコト)を皇后としました。
彼女は、皇族外の身分から皇后となった初例とされます。
仁徳天皇と磐之媛命の子供で、履中天皇・反正天皇・允恭天皇と3兄弟いますが、
第17代履中天皇が崩御したのち第18代反正天皇が初めて兄弟継承、しかしその反正天皇も後継を立てないまま崩御し、弟の第19代允恭天皇が即位。
允恭天皇は、乱れた氏姓を正すべく[盟神探湯(くかたち)]という呪術的な裁判を行ったことで知られる天皇です。
(また次回以降、盟神探湯についてもブログでご紹介したいと思います。)
その允恭天皇の子が、考古学的に実在が証明されている初の天皇:雄略天皇です。
雄略天皇の以前は、実在したかどうかの真偽が現在も不明ですが、
この説のとおり言えば武内宿禰の子孫=天皇家に繋がります。
つまり、現在の天皇陛下も武内宿禰の子孫であるのと同意義です。
天皇家を調べ始めるとまた物凄い記事量になってしまうので、
本日もここらで筆を置きたいと思います。
今回も最後までお付き合いくださりありがとうございました!
また次回をお楽しみに( ´ ▽ ` )☆
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(瓔珞ルノン) 2023年4月 3日 12:13 | 個別ページ
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