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歴オタ占い師が【卑弥呼】と【邪馬台国】の謎に迫る!
これまで、神功皇后や武内宿禰など古代の人物をご紹介しました。
さて、古代の区分でご紹介したい人物が、もうひとりいます。
皆さんが子供の頃、先史時代や縄文・弥生時代などを勉強した後、
日本史で最初に登場した日本人は誰だったでしょうか?
そう、【卑弥呼】です!!
卑弥呼って誰だっけ?
倭国(=当時の日本)を統治したとされる伝説の国:邪馬台国の女王です。
卑弥呼が生きていたとされるのは2〜3世紀。
生年は不明ですが、中国の複数の書物に240〜248年に没したとする記述があります。
現在もわからないことだらけで、80歳まで生きたとか100歳まで生きたとか様々な説が飛び交っています。
「卑弥呼」という漢字表記
私は中学生になってから「卑弥呼」ってどうしてこの3つの漢字なのだろう?と疑問に感じました。
「卑」という字、酷くないですか?笑
歴史上初登場する日本人の名前が「卑」で始まるだなんて…
と、ちょっと衝撃を受けた記憶があります。
日本にはまだ文字がない時代なので、本人がこう書いたのでもなく日本で付けられていたのでもなく、中国の歴史書に記載されていた文字です。
中国では、他国の地名や人名に“蔑字“を使用する風習がありました。
聞いた音に対して近い字を当てるのですが、「ひみこ」という音に近い3つの字を当てて書いたとされます。
そしてその書物を読んだ後世の人が「ひみこ」と読んだ訳で、実際に「ひみこ」という発音が正しかったのかも検証できませんので判明しません。
「ひみこ」と呼べる漢字表記として、
日巫女・日神子・日皇子・日御子
発音の近い「ひめこ」の漢字表記は、
姫子・日女子・比咩子・比売子
さらに近しい「ひめみこ」の漢字表記が、
姫御子・日女御子など
並べて見てたら、『卑弥呼』よりも古代倭風ぽくてしっくりくる良い漢字表記いっぱいあるじゃん!と思ってしまいます笑
「邪馬台国」についても、当時の中国人が書物に書いた名前なので当時の正式な発音が「やまたいこく」で正解なのかは不明です。
現代人の中には「やまとこく」と呼ぶ人もいるようです。
江戸時代の新井白石が、通詞の発音する当時の中国語に基づいて「やまたいこく」としたそうなので、新井白石に従って私も「やまたいこく」読みで生きていきたいと思います。
卑弥呼は具体的に何をした人?
2世紀後半の倭国は男性の王が統治していましたが、戦乱で混乱した状況が続いていました。
そこで、諸小国の首長たちにより、女王として邪馬台国の【卑弥呼】が立てられました。
卑弥呼が女王となってからは戦乱が収まり平和が訪れたといいます。
卑弥呼は《鬼道》《神託》を用いて政治を行いました。
千人の侍女を宮殿に侍らせ、男性は決まった1人のみが飲食を給したり情報伝達のために出入りを許されました。
民衆へ姿を見せることはなく、生涯未婚のままで、神託の結果を民衆へ伝えるなどの補佐は弟が担っていました。
占い師の私としては、卑弥呼がどのような方法で鬼道や神託を行っていたのかがとても気になるのですが、
当時ですら誰も見れていないわけですから、現代の私たちがわかるはずありませんね。。
『魏志』倭人伝には「鬼道を事とし、能く衆を惑はす」といった内容が書かれていますので、おそらく想像もできないほど凄かったのでしょう。
卑弥呼と言えばともに連想されるのが、今出てきた『魏志』倭人伝・金印・三角縁神獣鏡(銅鏡)などかと思います。
『魏志』倭人伝とは?
《『魏志』倭人伝》というのは通称です。
280年代の中国で『三国志』という書物が陳寿により著されました。「魏書」「呉書」「蜀書」の三部構成となっており、「魏書」の最後に「東夷伝」「倭人」という条があります。
つまり『魏志』倭人伝と呼ばれる書物は、『三国志』という書物中の「魏書」部の最後に収められた「倭人」の条というのが正しい認識です。
ちなみに義務教育中、『魏志』倭人伝の他に『漢書』地理志、『後漢書』東夷伝と3つ習っているのですが、私は小中学生の頃これの違いを覚えるのに苦戦した記憶があるので、改めて記載しておきます。
『漢書』地理志が最も古く、紀元前1世紀の日本の状況の記載があります。
『後漢書』東夷伝は、1世紀半ば(57年)に「倭の奴国の王が漢の光武帝から金印を授けられた」ことが書かれています。この「倭の奴国の王」は卑弥呼ではありません(卑弥呼よりも200年近く前)
『魏志』倭人伝は、2〜3世紀の倭国の状況について書かれています。邪馬台国や卑弥呼の記載もこの書物で登場します。
《『魏志』倭人伝》中の具体的な内容
239年(景初3)6月
卑弥呼は魏の皇帝に使節を派遣し、奴婢を含む様々な品を献上しました。
魏の皇帝は卑弥呼を「親魏倭王」として、金印紫綬と銅鏡100枚などの返礼品を賜与することを決めました。
240年(正始1)、魏の使節が邪馬台国を訪れて無事に品を届けました。
この頃から邪馬台国は南に位置する狗奴(くな)国と対立が起き、卑弥呼は247年に魏へ報告の使者を遣わせたのを最後に、戦乱の中で生涯を終えたと言われています。
卑弥呼亡き後は男性の王が立ちましたが再び戦乱が起き、卑弥呼に縁ある13歳の少女「壹與(いよ)(壱与とか台与(とよ)とか臺與とかいわれたりもする)」が後を継いだことで国中が収まりました。
卑弥呼は皆既日食が原因で死んだ?!
247年3月24日夕方、そして248年9月5日朝、
北部九州で皆既日食が起きたことを一部の学者が指摘しています。
皆既日食が原因で卑弥呼の魔力が衰え、その隙をつかれて殺されたとする人もいるようです。
これはあくまで説ですが、占い師としてはめっちゃ面白いなぁと感じるお話です。
邪馬台国ってどこにあったの?卑弥呼は誰?
邪馬台国の位置については様々な論争が立っていて不明です。
最も有力視されているのが近畿説と九州説で、私は九州じゃないかなぁと想像しております。
卑弥呼も、日本の記紀に記された人物の中では誰に比定されるのかという論争もあがっていたりします。
候補としては、先日も述べた神功皇后・天照大神・倭姫命(ヤマトヒメノミコト)・倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトトヒモモソヒメノミコト)・能登比咩(ノトヒメ)・宇那比姫(ウナビヒメ)・甕依姫(ミカヨリヒメ)などがあがっています。
このへんは私もよくわからないので余計な想像や感想は書かないでおこうかなと思います。
《卑弥呼聖地巡礼》をしたい方へ
邪馬台国がどこかは判然としませんが、『卑弥呼の墓』とされる古墳などがいくつかあがっておりますのでご紹介したいと思います。
・畿内説だとしたときの有力古墳:箸墓古墳(奈良県桜井市)
・箸墓古墳と同時代のホケノ山古墳(奈良県桜井市)
・九州説だとしたときの有力古墳:石塚山古墳(福岡県京都郡苅田町)
・古墳時代以前の弥生時代の遺跡:平原遺跡(福岡県糸島市)
・『魏志』倭人伝の記述と極めて特徴が一致する:祇園山古墳(福岡県久留米市)
・卑弥呼を宇那比姫命とする説で山そのものが墓:御所市玉手山(奈良県御所市)
どれも3〜4世紀やそれ以前から存在する、当時の権力者のお墓なことには間違いないため、どこに行ってもパワスポだと思います。
私もあれこれ巡ってみたいなぁ。
被葬者が卑弥呼でも卑弥呼でなくても、当時の人々の生活や古墳が作られた背景・被葬者がどれだけ慕われた人物だったのかを想像するのが、古墳史跡巡りの醍醐味でもあります。
古墳繋がりで、次回はキトラ古墳や高松塚古墳について語っていきたいと思います( ´ ▽ ` )
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(瓔珞ルノン) 2023年4月 5日 13:48 | 個別ページ
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