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歴オタ占い師による【広島】原爆ドームレポ!!!
私は史跡巡りが大好きな歴オタなのですが、長い長い自粛期間を終えて久しぶりにひとり旅を再開しました!!!
今回は【広島】!!!
大阪よりも西日本に行ったことがない私でしたので、
空気も海も、初めての感じ(*´ω`*)
広島には世界遺産が2つあります。原爆ドームと厳島神社。
世界遺産検定2級を持つ歴女としては「行ってないうちは語れない」と思うほどの場所です。
コロナが明けたらまず、広島に行かなければと以前から思っていました。
まずは原爆ドームに向かいました。
広島駅から市電で10分くらいの『原爆ドーム前』駅で降りるともう目の前に見えます。
1945年8月6日、8時15分。
米軍のB-29爆撃機「エノラ・ゲイ号」が落とした原子爆弾「リトルボーイ」は、原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)すぐ近くの島病院の真上約600メートルで炸裂しました。
瞬時に約3,000〜4,000度の熱線と爆風、放射線を受けて約7万人の人が即死。
周囲2km範囲は焦土と化しました。
その後も被曝によって約7万人が亡くなりました。
9月に入ってから災害救助に入った軍兵士も被曝で亡くなったりと、その威力と恐ろしさがわかります。
広島市の当時の人口は30〜42万人、たった一発の爆弾で人口の半分近くにあたる約14万人が亡くなりました。
15年後に白血病で亡くなった女性もいることから、もしかしたらもっともっと死亡者は多いのかもしれません。
原爆ドームを実際に見た時は「うわぁ…」と思いました。が、
小学生の頃から教科書でも見ているしテレビでもよく見るので、あまり新しい感覚は正直なかったのです。
それに、周辺は「平和」を意識されたとっっっても平穏で綺麗な公園で、原爆ドーム以外は生々しさが一切封印されているような感じです。
観光の人は、原爆ドーム「だけ」を見て終わる人もいるでしょう。
しかしそれでは、せっかく現地に行ったのに私と同じような感想で終わっちゃうかもしれません。
原爆ドームを見に来たなら、
『広島平和記念資料館』に、必ず行ってください。
私は8時15分に爆心地に行きました。
そこから公園内を歩いて10分ほどで広島平和記念資料館に到着します。
着いたらなんと長蛇の列!!!
開館は8時半なので、朝も早いし並ぶことはないだろうと思っていました。
サミット後の土曜日なのもあってか、団体客や海外からの観光客も多くて驚きました。
受付でチケットを購入し、エスカレーターをのぼった先から、急に空気感は戦時中真っ只中になりました。
原爆が落とされた直後の広島の写真がパノラマで広がっていて、自分がまさにそこに立っているような感覚に。
展示は、「待ってこんなのテレビでも一切見たことない!!」と思う、写真や絵、そして実物。
亡くなった子供たちの写真と、その子たちが亡くなった時に身につけていた服や物。
大事な人へ届かなかった手紙、バラバラに壊れたメガネ、出されなかった履歴書、子供と一緒に埋葬された三輪車。それは全部、持ち主だった人の写真とともに紹介されています。
全身を火傷したらどうなるのか、顔を火傷したらどうなるのか、ガラスが全身に突き刺さるってどんな状況なのか、黒焦げってどういう状況なのか。
なんとか生きた人の写真から、「もうまもなく死ぬ」状態の人の写真、遺体の写真まで、しっかりと写真が展示されています。
目を背けるなよ、という言葉が聞こえてくるよう。
広島の方々や、資料館の関係者さまの意気込みとガチ度を感じて震えました、、、。
また印象的だったのは、私と一緒に見てまわっている人たちでした。
音声ガイド(有料)も貸し出しされているのですが、それを聴きながら回っている70代くらいのおじいさんが声を出して泣いていて、私はそのおじいさんも胸に焼きついています。
そして、一周見終わった後に外の原爆ドームが見えるひらけた休憩廊下があるのですが、
修学旅行かフィールドワーク中の小学生が並んで座って泣いていました。
泣いてる子が自分よりもっと泣いてる子をなだめていたり、引率の先生が背中をさすってあげたりしているカオスな状況でした。
あれは小学生にはキツいよね…
高校生でも衝撃的で眠れなくなるかもしれない…
私は長らく北海道にいて、戦争は教科書上でしか知らずに学生時代を過ごしました。
自分なりに勉強はしてきたつもりだったのですが、今回で「知った気になっていた」自分を恥ずかしく思いました。
広島民の小学生はもちろん、修学旅行に来る近郊の中高生も凄いな…と感心しました。
学校の先生や親御さんはお子さんのメンタルケアしてあげて欲しいですけどね。
平和記念公園の平穏さや綺麗さは、戦争の凄惨さを表面的に隠してしまっている(という言い方は間違いかもしれないけど率直な気持ち)部分があるけれど、
ぜひ平和記念資料館に行って欲しいです。
本当のことは、あそこに行かないと見えない・わからないなと個人的に思います。
そして、ふとなんとなく入った『国立広島原爆死没者追悼平和祈念館』で開催していた《空白の天気図-気象台員たちのヒロシマ-》という企画展も物凄かったです。
シアターが立体音響で、「水をください…」「助けてください…」「水…」があちこちから聞こえてくるの本当にトラウマになりそうでした。今思い出しても鳥肌が…、、、
その後、広島城へ徒歩で向かったのですが、
途中、原爆ドーム前の川へ繋がる階段を見て「あぁこんな階段から川に水を求めて…」と、あの絵の状況を想像してしまったり。
資料館を出てから、目に映る景色がかなり変わって見えました。
以上、歴オタによる、原爆ドームと平和記念資料館の感想でした。
昭和戦争史は私大っ嫌いなのですが、目を背けてはいけないと思いました。
占い師になってからは、命や戦争についても私にできることをもっと考えていかないといけないという思いも湧くようになってきました。
【歴オタ占い師】だからこそ、他の歴オタさんにはできないことや、他の占い師さんにはできないことを担っていくこともあったりできたりするんじゃないかと
そんな使命感も出始めている次第です。
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(瓔珞ルノン) 2023年6月 5日 18:46 | 個別ページ
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