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源義経の師匠【鬼一法眼】とは?!兵法の達人で陰陽師で僧侶で、さらに剣術の神様?!《癸》を象徴する伝説の人物に触れる!
本日の《陰陽師カード》は【鬼一法眼(きいつほうげん)】が出ました。
私が鬼一法眼を知ったのは、大河ドラマ『義経』です。
大河ドラマ『義経』では美輪明宏さんが演じていらして、見た人すべてに強烈な印象を残します。
私自身、2005年の放送当初は11歳でしたのでよく覚えていないのですが、24歳で改めて見て、白い天狗のような容姿の怪しい鬼一法眼が大好きになりました。
「鬼一法眼ってナニモノ?知りたい!」という方はぜひ見てみてください笑
鬼一法眼が登場するドラマや映画は他に聞いたことがありませんが、歌舞伎や浄瑠璃ではよく演じられています。
現在ではFateというゲームに実装されているという情報を耳にしました。チラッと画像検索してみたら…アラ、わりとしっくりくるビジュアルのアサシン笑笑
さて、鬼一法眼は、歴史的には【実在したかどうか不明】の人物です。
鬼一法眼が歴史の舞台に登場するのは『義経記(ぎけいき)』という、室町時代に書かれた軍記物語です。
端折ってひと言で説明すると、鬼一法眼は《源義経に兵法の書『六韜三略』を盗まれた人》として出てきます。
この『六韜三略(りくとうさんりゃく)』とは、古代中国:周の太公望呂尚が著したといわれ、『孫子の兵法』などとも並ぶ天下の兵法書です。
↓『義経記』鬼一法眼エピソード↓
京の一条堀川に住んでいた鬼一法眼は、文武の達人であり、多くの弟子を住み込みで抱えていたといわれています。
源義経は、奥州から京へ来て鬼一法眼に弟子入りを願い出ますが、断られてしまいました。
義経は諦めず、鬼一法眼の家に住む若い女性と仲良くなり、屋敷に潜り込むことに成功!!
さらに鬼一法眼の末娘とも恋仲になり、六韜三略をすべて書き写して盗んでしまったのです。
鬼一法眼は、盗んで逃げ去った義経を刺客に追わせますが返り討ちにあい、恋仲になっていた末娘は義経に去られた悲しみから亡くなってしまい、と散々な目に遭ったのでした…
なんだか同情してしまいそうな虚しいエピソードですよね。
この『義経記』以外では、《まだ幼い牛若丸に兵法を教えた師匠》といった良い描かれ方もなされていたりします。
大河ドラマの中でも、美輪明宏さん演じる鬼一法眼は、鞍馬山の山中で夜な夜な遮那王(義経)を鍛えあげる師匠として、天狗のような容姿で登場していました。
↓↓↓
では、鬼一法眼という名前に注目したいと思います。
「鬼一」という名前からして本名ではなさそうですよね。
歌舞伎では「吉岡鬼一法眼」と、名字付きで呼ばれています。
仏教には〈法眼和尚位〉という位が存在しますから、法眼とついている鬼一法眼も僧侶かと思われます。が、兵法家ですとか陰陽師ですとか様々な伝説があります。
また武術にも優れ、現代にも継承されている京八流という流派の祖として《剣術の神》としても崇められています。
また、京都市内には、鬼一法眼に由縁のある史跡が点在します。
京都の鞍馬小学校の横には、屋敷跡や墓だともいわれる『鬼一法眼之古跡』という石碑があり、
鞍馬寺の境内には鬼一法眼を祀る『鬼一法眼社』という社もあります。
軍記物語に登場するのみで実在するかどうかもわからないのに史跡がある…
私の好きな戦国時代の軍師:山本勘助も同様、伝説的な人物なので妄想とロマンが膨らむ大好きな人物なんです(*´∇`*)
陰陽師カードでは、絵にも描かれているように【雨】=【癸】の役割を持っています。
好奇心があり知的な人、先生や、研究家を表しているかもしれません。
しかし人間関係においては不器用で、人見知りだったり、嘘もついてしまったりする。それゆえに自分勝手な思考になってしまっているかも。
周囲の感情や情報には、良くも悪くもとても敏感です。
天気の〈雨〉、色では〈黒〉を表す場合もあります。
今の原宿は雨が降っています。朝は晴れていたのに…。
そんな感じでリアルタイムで当ててくれている《陰陽師カード》
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(瓔珞ルノン) 2023年11月 6日 12:33 | 個別ページ
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