HOME > 星読み師たちの総合ブログ > アーカイブ > 瓔珞ルノン > スーパー☆陰陽師:安倍晴明の師匠!!天文・暦・占いを使いこなし改革を行なった『陰陽道のスペシャリスト』【賀茂忠行】とは!?
スーパー☆陰陽師:安倍晴明の師匠!!天文・暦・占いを使いこなし改革を行なった『陰陽道のスペシャリスト』【賀茂忠行】とは!?
安倍晴明の師匠である【賀茂忠行】(かものただゆき)。
『スーパー陰陽師』安倍晴明を育てた賀茂忠行は『陰陽道のスペシャリスト』とも称されます。
陰陽師の歴史を語るのに欠かせない人物なのです。
安倍晴明の先祖は、天才ゆえに唐で客死した阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)とされています。
賀茂忠行の先祖は、遣唐使で陰陽道の達人だった吉備真備(きびのまきび)“ではなく“、豪族の吉備麻呂(きびまろ)という別人なのですが、名前が似ていることから混同し吉備真備の子孫だとよく間違えられました。
のちのち、賀茂家は意図的に「吉備真備の子孫」を名乗るようになっています。
賀茂家から派生した一族には、役小角(えんのおづぬ)という修験道の祖も出ています。
賀茂忠行だけでなく、息子賀茂保憲(かものやすのり)も安倍晴明と肩を並べて『天才陰陽師』と称されるほどの才能に溢れていました。
家系的に、そういうパワーがあったのでしょうね。
平安時代末期に書かれたとされる『今昔物語集』には、安倍晴明のエピソードの中に賀茂忠行が登場します。
↓百鬼夜行に遭遇したエピソード↓
当時すでに「当代随一」と名高かった賀茂忠行に、安倍晴明は幼少の頃から陰陽道を習っていました。
あるとき、忠行は祓いから帰る途中、牛車の中でうとうとと眠ってしまいました。
牛車のそばを歩いていた安倍晴明は、前方から無数の鬼が近づいてくるのを目撃!!
師匠の忠行を呼んで起こしました。
忠行は外を見て百鬼夜行に気付き、術を展開、牛車ごと隠して鬼の目をくらまして事なきを得ました。
忠行は晴明に対し「自分ですら修行してやっと鬼が見えるようになったのに、この幼い年齢で鬼が見えるとは!」と天性の才能に感嘆し、自分の持つ陰陽道の知識を全て授けました。
賀茂忠行のものすごい功績!!!
当時、陰陽寮の仕事は〈天文〉〈暦〉〈占い〉〈漏刻〉と4部門に分かれ、それぞれを別の家が担当していました。
それを、元々〈暦家〉だった賀茂忠行が4部門をすべて掌握!
賀茂家は《陰陽家》となったのです。
こうなるに至ったのは、時世的な要因もあります。
以前ブログでご紹介した菅原道真が、894年に「遣唐使を廃止」しました。
道真は、唐の情勢をみて遣唐使のメリットがないと判断したのです。
しかしデメリットもあり、今まで遣唐使が日本にもたらしていた陰陽五行関係の書物や情報が、日本に入って来なくなってしまいました。
その結果、日本にすでに伝来している知識や情報で教育・継承をしていく必要があり、陰陽寮の人員も少なくなってしまいました。
賀茂忠行はちょうどそんな最中に陰陽寮内で権力を得ていたため、どんどんと改革を行なっていったのです。
安倍晴明が、天文得業生(てんもんとくぎょうしょう)から、陰陽師、天文博士というふうに昇進していくことができたのも、賀茂忠行の改革の影響もあったのです。
忠行は、940年に《承平天慶の乱》を鎮めるため、当時まだ密教僧にも知らされていなかった『白衣観音法』を修するように奏上しています。
『今昔物語集』には、959年2月7日、《射覆》を行ったエピソードも書かれています。
《射覆》(せきふ)とは、箱の中身を見ずに何が入っているかを言い当てるものです。
忠行は村上天皇の要望で射覆を行い、箱の中身が「朱糸に通された水晶の数珠」であると見事に的中させました。
このように、忠行は天文道も暦道も占いもすべて達人レベル、才能・権力・改革力に優れ、天皇や権力者からも支持を得ていました。
が、残念ながら官職には恵まれませんでした。
『天才陰陽師』となった息子の保憲は異例の出世を遂げましたが、自分が得た五位の位を、六位止まりだった父に贈りたいとまで言っていたのです。
賀茂忠行あっての、現代に伝わるスーパー陰陽師:安倍晴明が誕生したのです。
私は常々、師匠は大切な存在だと思っています。
占いの世界にいても「師匠と弟子なんて現代にはもう古い考え方だ」と言う方が現れたりします。
“師匠と弟子“という言い方が、宗教的な結び付きや変な絆をイメージして嫌と感じる人はいるかもしれませんね。
ただ、“先生“と言うと今では技術を教えるだけの存在も該当してしまうので、あえて師匠という言葉を用います。
師匠といえる存在がいない人はいつまでも悪い意味でそのままだなと、たくさんの人を見てきて思います。
師匠がいない人は、誰かの師匠になることもできません。
師匠から学べることは、技術だけじゃないのです。
師匠がどうやって師匠という存在になったのか、師匠はどんな弟子だったのか、師匠がどうやって弟子をとっているのか、師匠がどうやって弟子に教えているのか、弟子たちはどんな人が成功しどんな人が失敗しているか?
それは、師匠について師匠をよく見ていないと、自力で気付いたり知ったりすることは難しいのです。
自分の欠点を自分で見つけて自分で直すのって簡単でしょうか?
それが出来る人は師匠も必要ないかもしれませんが、ほとんどの人が無理でしょう。
教えてくれるだけでなく叱責してくれる人間がいるってとても幸せなことなのです。
〜∞〜∞〜∞〜∞〜∞〜∞〜∞〜∞〜∞〜∞〜∞〜∞〜
☆原宿ほしよみ堂☆
平日週5、11時〜19時で出演しています。
六壬神課・タロットカード・ルノルマンカード・四柱推命・紫微斗数・数秘術・マヤ暦占い、お好きな戦術で鑑定できます★
六壬神課は式盤を立てるのに時間がかかるので事前予約ください。
占術レッスンご予約も可能です♡
↓↓↓
https://www.hoshiyomishi.com/u/youraku.php
☆電話&チャット占いヴェル二☆
平日朝9時〜9時半と夜21時〜22時半で待機しています。
電話鑑定もチャット鑑定もどちらも分数課金です。
お好きな方法でご依頼ください♡
↓↓↓
https://vernis.co.jp/show.php?idcode2_e=jjTTTTpQjTTp
☆チャット占いCoCoYoMi(ココヨミ)☆
リクエスト順次鑑定中☆ゲリラ出演です!
文字数課金なので、早打ちが苦手な方にオススメです。
↓↓↓
☆LINE占い☆
『運営おすすめ占い師』『コスパ最強占い師』コーナー常連!!
ご予約受付を開始すると、いつも決まったリピーター様方からの鑑定依頼で埋まってしまうため、ゲリラ待機です。
チャット1分150円、電話1分180円、メール鑑定1件4500円です。
↓↓↓
https://liff.line.me/1478998113-el5Mx0jN/experts/4669
☆実はタイ古式マッサージも営業中☆
原宿ほしよみ堂のある建物2階でタイ古式マッサージ受けられます♡
ヒーリングよりもヒーリング効果大!?全身の気の流れを整えて運気UP★
しかも通い始めて最短2週間で、見てわかるほど痩せちゃう!?
本格的なタイ古式マッサージを受けたい方ぜひ!!
↓↓↓
https://hoshiyomishi.com/owner/
(瓔珞ルノン) 2023年11月16日 15:26 | 個別ページ
国内最大級の占いサービス・LINEトーク占いの占い師を募集しています
最近のエントリー
月別 アーカイブ
- 2024年11月 (32)
- 2024年10月 (36)
- 2024年9月 (39)
- 2024年8月 (45)
- 2024年7月 (78)
- 2024年6月 (62)
- 2024年5月 (92)
- 2024年4月 (50)
- 2024年3月 (49)
- 2024年2月 (40)
- 2024年1月 (64)
- 2023年12月 (86)
- 2023年11月 (67)
- 2023年10月 (36)
- 2023年9月 (37)
- 2023年8月 (46)
- 2023年7月 (59)
- 2023年6月 (73)
- 2023年5月 (68)
- 2023年4月 (73)
- 2023年3月 (93)
- 2023年2月 (104)
- 2023年1月 (96)
- 2022年12月 (72)
- 2022年11月 (73)
- 2022年10月 (87)
- 2022年9月 (85)
- 2022年8月 (89)
- 2022年7月 (92)
- 2022年6月 (53)
- 2022年5月 (108)
- 2022年4月 (82)
- 2022年3月 (72)
- 2022年2月 (59)
- 2022年1月 (97)
- 2021年12月 (123)
- 2021年11月 (96)
- 2021年10月 (89)
- 2021年9月 (72)
- 2021年8月 (102)
- 2021年7月 (113)
- 2021年6月 (91)
- 2021年5月 (77)
- 2021年4月 (55)
- 2021年3月 (59)
- 2021年2月 (49)
- 2021年1月 (82)
- 2020年12月 (160)
- 2020年11月 (114)
- 2020年10月 (150)
- 2020年9月 (116)
- 2020年8月 (48)
- 2020年7月 (45)
- 2020年6月 (84)
- 2020年5月 (92)
- 2020年4月 (129)
- 2020年3月 (80)
- 2020年2月 (81)
- 2020年1月 (74)
- 2019年12月 (26)
- 2019年11月 (45)
- 2019年10月 (48)
- 2019年9月 (54)
- 2019年8月 (76)
- 2019年7月 (87)
- 2019年6月 (55)
- 2019年5月 (65)
- 2019年4月 (63)
- 2019年3月 (32)
- 2019年2月 (36)
- 2019年1月 (46)
- 2018年12月 (36)
- 2018年11月 (22)
- 2018年10月 (15)
- 2018年9月 (41)
- 2018年8月 (41)
- 2018年7月 (30)
- 2018年6月 (33)
- 2018年5月 (52)
- 2018年4月 (67)
- 2018年3月 (38)
- 2018年2月 (31)
- 2018年1月 (25)
- 2017年12月 (30)
- 2017年11月 (21)
- 2017年10月 (35)
- 2017年9月 (36)
- 2017年8月 (63)
- 2017年7月 (54)
- 2017年6月 (42)
- 2017年5月 (36)
- 2017年4月 (59)
- 2017年3月 (51)
- 2017年2月 (43)
- 2017年1月 (29)
- 2016年12月 (23)
- 2016年11月 (25)
- 2016年10月 (19)
- 2016年9月 (45)
- 2016年8月 (32)
- 2016年7月 (29)
- 2016年6月 (43)
- 2016年5月 (41)
- 2016年4月 (43)
- 2016年3月 (38)
- 2016年2月 (29)
- 2016年1月 (29)
- 2015年12月 (47)
- 2015年11月 (60)
- 2015年10月 (67)
- 2015年9月 (64)
- 2015年8月 (47)
- 2015年7月 (43)
- 2015年6月 (39)
- 2015年5月 (31)
- 2015年4月 (34)
- 2015年3月 (32)
- 2015年2月 (18)
- 2015年1月 (27)
- 2014年12月 (42)
- 2014年11月 (47)
- 2014年10月 (107)
- 2014年9月 (50)
- 2014年8月 (64)
- 2014年7月 (44)
- 2014年6月 (29)
- 2014年5月 (33)
- 2014年4月 (25)
- 2014年3月 (59)
- 2014年2月 (57)
- 2014年1月 (51)
- 2013年12月 (42)
- 2013年11月 (38)
- 2013年10月 (49)
- 2013年9月 (38)
- 2013年8月 (26)
- 2013年7月 (46)
- 2013年6月 (40)
- 2013年5月 (67)
- 2013年4月 (44)
- 2013年3月 (29)
- 2013年2月 (14)
- 2013年1月 (12)
- 2012年12月 (17)
- 2012年11月 (11)
- 2012年10月 (12)
- 2012年9月 (30)
- 2012年8月 (114)
- 2012年7月 (127)
- 2012年6月 (118)
- 2012年5月 (102)
- 2012年4月 (11)
- 2012年3月 (20)
- 2012年2月 (33)
- 2012年1月 (40)
- 2011年12月 (36)
- 2011年11月 (47)
- 2011年10月 (51)
- 2011年9月 (24)
- 2011年8月 (23)
- 2011年7月 (21)
- 2011年6月 (7)
- 2011年5月 (10)
- 2011年4月 (13)
- 2011年3月 (9)
- 2011年2月 (8)
- 2011年1月 (8)
- 2010年12月 (9)
- 2010年11月 (13)
- 2010年10月 (17)
- 2010年9月 (12)
- 2010年8月 (21)
- 2010年7月 (16)
- 2010年6月 (18)
- 2010年5月 (14)
- 2010年4月 (9)
- 2010年3月 (7)
- 2010年2月 (12)
- 2010年1月 (6)
- 2009年12月 (1)
- 2009年11月 (4)
- 2009年10月 (19)