原宿の当たる占い館【ほしよみ堂】紫微斗数、占星術、タロット、易、四柱推命、九星気学など

部下は上司や先輩の気持ちがわからないように、上司も部下の気持ちがわからない

「最近の若者は…」という言葉、

聞いたことあると思います。

この言葉、バブル後の

1990年代に生まれた言葉と言われています。

ただ実は平安時代にも

清少納言が『枕草子』にて

当時の若者が言葉を省略したりすることに対して

嘆くような言葉が記されています。

つまり

いつの時代も年齢を重ねた人が

若者に対して思う感情は同じであって

若者がその時代の若者なりの考えで

言葉や考えを変えていくというのは

ごくごく自然だということですね。

さて、

こんな相談が先日ありました。

仕事の連絡をグループLINEで流しても

部下がほとんど反応をしてこない。

反応をしてきても

「承知しました。」

など反応が薄く感じられる。

「了解しました」と

最後の「。」さえも打ってこない。

「部下は何を考えているのか？」

「仕事に対してあまりやる気がないのか？」

「もっと頑張って盛り上げたほうがいいのか？」

でもこれ

部下の立場の人からすると

やる気がないわけじゃなく、

返事をしないといけないものだと思わなかった

といった気持ちだったりします。

一方40代以降の上司に対して部下が思うのは

「絵文字がやたら多い」

「１つ１つの文章が長い」

などなど。

このLINEのやりとり一つでも

感覚にギャップがあります。

20代からすると

生まれた時からパソコンが身近にあって

学生時代からスマホでLINEを使っています。

相手がどんな時代を生きて

どんな思いを抱いているのか

理解をしないまま

コミュニケーションをすると

必ず齟齬（そご）が起きます。

コミュニケーションが食い違うと

やがてそれは不満となり

嫌悪感にもなり得ます。

コミュニケーションの始まりは

相手に興味を持つことです。

「なぜ？」と思うことがあれば

相手に直接聞くことです。

直接本人に聞きにくいときは

似たような境遇の人に聞いてみることです。

僕らは占いをして毎月何十人と鑑定をしていると

両方の立場の人から相談を受けます。

だからこそいろいろな年齢や性別、

職業の人がどんな思いを日頃持っているのかが

わかります。

「自分の考えが必ず正しい！」

と思っている時こそ注意です。

コミュニケーションに「正しさ」は

時に邪魔になりますから。

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ほしよみ堂/占い師

ルーカス伽豆海（かずみ）

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