原宿の当たる占い館【ほしよみ堂】紫微斗数、占星術、タロット、易、四柱推命、九星気学など

相談者に向き合う、寄り添う

そう意識しているのに

なぜかうまくいかないことってありませんか？

今日は鑑定中、知らず知らずのうちに

ハマりやすい罠についてお話しします。

相談者に「誰かの気持ちを知りたい」と聞かれたとき。

例えばここでは、恋愛の相談と仮定して

「彼の気持ちを知りたい」と言われたとしましょう。

占い師、相談者、そして問題の彼。

この三人の位置関係はどうなっているでしょうか。

彼の気持ちを相談者に伝えるとき

占い師は彼の代弁者になっています。

彼の想いが相談者の望みと一致しない場合、

会話の図式がどうなっているか、考えてみてください。

彼と占い師VS相談者になっていませんか？

占い師が向き合って

味方になって

気持ちをわかってあげる対象は

本来、相談者であるべきですよね。

それなのに、相談者と利害の敵対する

彼のほうの味方になってしまいがちなのです。

相談者の味方でいること

それを強烈に意識しないと

この『会話の図式』に引っ張られてしまいます。

引っ張られたまま鑑定が進むと

相談者に寄り添った鑑定ではなくなります。

説教臭い鑑定になり

どこかできいたような

素人っぽいアドバイスに終始して

相談者を辟易させてしまうのです。

これから占い師を目指すという人に

どんな鑑定をしたい？

どんなことを心がけていますか？と聞くと

「相談者に向き合う」

と返ってくることが多いです。

それを絵にすると、相談者と占い師が

差し向かいで座っている様子が目に浮かびます。

わたしはそれよりも

隣に立って、目線を合わせて、肩を組んで

これから相談者さんが歩もうとしている道を

一緒に指差し確認していく占い師の姿

そんな画を想像すると、

自然と相談者の味方でいられるんじゃないか？

と思うのです。

占い結果の伝え方の

イメージとしてはこんな感じ。

右手に見えるあの山は、高くて険しいです。

が、三日で越えられそうです。

左の山は茶屋もあるし楽しんで越えられますが

十日くらいかかっちゃうかもしれませんね。

そうなるとお金もかかります。

どっちにしましょうか？

こんなふうに、相談者の隣に立って

同じ景色を見ながら話すのです。

占い師の立ち位置って

真正面より、少し斜めや横からのほうが

それっぽいじゃん？って、

今日はそんなお話でした。

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